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過去釣行 2019/10/6 カヤックフィッシングでチャイロマルハタ33キロ

アメブロからブログを引っ越しして20日経ちました。

20日間で17個の記事を作成しましたが

今のところ、一番PV数が高かった記事は

です

やっぱり巨大魚の記事は人気ですね!

この1か月前の10月6日

カヤックフィッシングでもチャイロマルハタ33キロを釣っていますので

この記事を旧ブログから引っ越しさせるとともに内容を手直しします

チャイロマルハタとの出会い

初めての出会いは2年半前の2017/3/6の26キロ

この時はとくにこの魚をねらっていたわけでもなく

なんとなくジギングしていたらたまたま釣れただけでした

それから2年半、

この魚をずーっと狙っていましたがようやく

もう一度、釣れたのが2019/10/6です

なぜカヤックで釣ったのか?

私が考えるカヤックフィッシングとマイボート(動力船)

の違いを簡単にまとめると以下の通りです

走破性 魚へのプレッシャー 魚とのファイト 小回り
カヤック 極小 最高
マイボート いまいち

カヤックはマイボートと比較し、走破性は劣りますが

エンジン音がしないので魚へ与えるプレッシャーは小さく

不安定なため巨大魚とのやり取りには不安がありますが

数m四方の小さい根をピンで打てるほど小回りが利きます

一方チャイロマルハタは

産卵期は岸よりによってきますので

カヤックで安全に行けるポイントに入ってきます

また大物(20キロオーバー)は長年生きているだけあって

警戒心が強く、エンジン音が聞こえると警戒し

口を使ってこない傾向があります

また、この魚は真っ平らな砂地にぽつんとある数m四方の小さい岩に

ついている傾向があるため、カヤックの遅い走行速度(時速4キロ程度)

でないとポイント自体にきずけないことが多いです

マイボートで釣った際も、ポイント開拓時はカヤックと同じくらいの微速で魚探掛けしています

そのため、魚の居場所を特定しヒットさせるまではカヤックの方がかなり有利です

しかし、カヤックは不安定のため、ヒット後かけられるドラグが私の場合

最大で7kg程度です

マイボートでは13kgくらいまでかけられます

そのため、カヤックでは根に潜る巨大魚を止めることが非常に難しいです

この33キロを上げるまでにおそらく5.6匹のチャイロマルハタを

ヒットさせていますが、いずれも根に潜られて獲れませんでした

そのあたりを前提に以下、当時の記事をご覧ください

ここから旧記事

今回のカヤックフィッシング強化期間中にひそかに狙っている魚は実はチャイロマルハタです。

いろいろと自分なりに情報収集した結果、この魚が釣りやすいのは春(3月~4月)と秋(9月から10月)です。

潮はなるべく動いていないほうがこの魚にはいいと思っています。

ポイントの傾向としてはフラットな泥底の地形にポツンとある数メートル四方の根というよりは岩

こんな地形についていると思っています

サメやヨコフエダイがつれるようなポイントですね

GTのポイントはまた別ですし、スジアラとも全くポイントが異なります。

かなりピンうちの釣りになるので、風の影響を受けやすく小回りの利きにくい動力船よりは、小回りのきいて風の影響を受けにくいカヤックのほうがこの釣りには向いています。

そんなわけで水深75mラインの小さな岩にピンでジグを落としていきます。

着底と同時にヒット!

おそらくオオモンハタと思われます。

20mほど上げたところで魚が替わる

ドラグは7キロに設定してますが、とても止められるサイズではありません。

またサメかといやな予感がしましたが、サメなら横に走りますが、真下に行っています。

スピードもサメほどは早くない。

これは本命、もしくは10キロオーバーの特大センネンダイの予感

根まで20mのアドバンテージがあるのですが、止めようにもどうにも止まりません。

ラインの色からそろそろ根に到達しそうです。

このままでは根に潜られて終わりです。

そこで左手の親指と中指を使ってハンドドラグを掛けていきます。

ラインシステムはPE2.5号のリーダー14号なので14キロ前後の強度です。

ドラグ7キロプラスハンドドラグ3から4キロで10キロちょいの負荷が掛けられます。

完全に止めてしまうとカヤックが沈してしまいますので、この辺の力の賭け具合はデカい魚とのカヤックでのやりとり経験がものをいいます。

ここ最近の3回のサメとのファイトがかなりいい経験になりました。

なんとか根の直前で止まりました。

ただし、ラインは全く巻けないので油断できません。

いい具合に根から離れる方向にカヤックが風を受けているので、ハンドドラグでラインを固定して、風に流されるカヤックの重さでプレッシャーを掛けていきます。

30秒ほど我慢比べをしましたが、ボコンと根から剥がれました。

たぶん、根に潜れずに海底にへばりついていたものと思われます。

完全に根に潜られたらどうやっても無理です。

そこからは早かったですね

サメに比べればスタミナもパワーも弱いので、根からはがしてさえしまえばもうこっちのものです。

中層まで上げたところから徐々にラインが斜めになっていき抵抗も弱まっていく。

完全にハタ確定です(^○^)

あとは水面にボコンと浮かび上がる巨大な魚体を確認するだけ

後で動画を確認したところヒットから水面浮上までのファイトタイムは6分36秒です。

いかにハタのスタミナが弱いかよくわかりますね。

ボコンと水面に浮かんだ魚体はかなり遠くからも巨大に見えます。

カヤックに寄せますが、どうやっても水上でカヤックに乗せるのは無理な大きさ(>_<)

こんな時に備えてギャフとループを作ったロープを積んでいるので

ギャフとロープでカヤックに魚体を固定します。

そのまま800mほどはなれたいちばん近い砂浜を目指しますが、まあ進まない。

ハタの巨大な口がすごい抵抗になって普段の3分の1くらいのスピードしか出ません。

なんとか砂浜に到着

むりやりクーラーボックスの上に乗せる

無理やり感が半端ない(>_<)

いやーカヤックで釣るサイズではないですなー

全長は120㎝のメジャーを5センチくらいはみ出ていたのでたぶん125㎝くらい

体重は33キロのチャイロマルハタでした。

奄美大島でカヤックフィッシングを初めて5年たちますが、一つの到達点を迎えたと思います。
正直、このシーズンもっと狙えばまだ釣れるとは思うのですが、数の少ない貴重な魚なので、今年はもうこの釣りは終わりにします。
奄美大島の豊かな自然と、釣り具の圧倒的な進歩、カヤックフィッシングの先駆者達に感謝!
次の台風が通過したら、マイボートでデカンパシーズン突入です!
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