こんにちは。amamijiggingです
スロー系のジグって結構お高いですよね!
特にSFCとかdeeplinerとか、ものが素晴らしい商品だけに相応の金額がします!
しかもスロー系ジギングだとリアフックも付けますから、結構根掛かりで悩んでいらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
例えば1日で3個ジグをロストなんてしたら
アシストフック等も含めて
優に12,000円以上の損失!
なんてこともあるのではないでしょうか?
そもそもジギングのポイントは曽根や駆け上がりや根回り等、根掛かりしやすい場所です。
根掛かかりしないような砂地には、ジギングターゲットとなる魚種がほとんどいないのでそれはしょうがないことです。
一方、ほぼ毎週末のようにジギングをしている私ですが、根掛かりでジグをなくすのは半年に1.2回あるかどうかくらいです。
過去1年をさかのぼっても、記憶の限りでは根掛かりでロストしたジグは2つだけです。
そこで私が普段から心がけている根掛かりを防ぐジギングのやり方について、ご説明しようと思います。
目次
スロー系ジギングで絶対根掛かりしない方法
それは
- 鬼サミング
- 着底即しゃくり
この2つを徹底することです
それでは理由を説明していきます
ジグのフォール中の姿勢
水中を落下するジグはこんな風に、リア部分が下を向いて落ちていきます。
フックはジグより軽いですから、リアフックはジグに、フロントフックはリーダーにそれぞれ寄り添うような形で落下していきます
根掛かりの原因
根掛かりの一番の原因は下の画像のように
ジグが海底にべたっと1回横たわって、その後にしゃくることにより、海底に引っかかるものがあるとそれをフックが拾ってしまうからです
根掛かりを防ぐには
フックが海底に触れる前に、ジグを動かすことです
あまりにも当たり前のことですいません。
具体的には下の画像のように、ジグのリア部分が海底に着底した瞬間にジグを動かせば
物理的にフックが海底に触れることは無くなります
補足
今回ご紹介する方法は、フックが海底を拾ってしまう根掛かりは100%防げますが
下の画像のようにジグ自体が海底の隙間やくぼみに入り込んでしまう根掛かりについては残念ながら防ぐことはできません。
今のところ、この現象を回避する方法は思いつきません
もし対策法をご存じの方がいらっしゃいましたら是非ご教授下さい
根掛かりを防ぐ具体的対策
①鬼サミングの有用性
サミングとは、親指でベイトリールのスプールを優しく抑えて抵抗をかけることです
スピニングリールではフェザーリングといいます
こうすることによってラインにテンションがかかった状況になり、ラインが海底に向かって真っすぐ立ち、ジグも真下に向かって落下していくようになります
サミングのメリットは根掛かりを防ぐ以外にも複数あります
船長の操船の補助
どてら流しでなく、バーティカルなジギングの場合、船長はアングラーのラインの放出角度をみて潮流やジグの落下場所を推測し、船を操船していきます。
極端な話、アングラーが全員、スピニングタックルでノーサミングのフリーフォールだったら、船長は操船のしようがないわけです。どてら流しだったらそれでもいいですが、南方海域で、カンパチやハタを狙う場合は、基本ピンポイントの釣りになりますので、しっかりと船を立ててバーティカルなジギングをする必要があります。
なのでジギング船の船長はきっちりサミングができている人を見定めてその人に合わせて操船することになります。
そうするとその人は一番快適にジギングができますし、船長が思ったポイントに的確にジグが入るようになり釣れます。
ジグのフォールスピード
まれにサミングするよりもフリーフォールのほうがジグのフォールスピードが速いと勘違いされている方がいらっしゃいますが、サミングしたほうがジグのフォールスピードは速いです。
理由はフリーフォールだと、ジグの落下姿勢が安定しないので、潮流の変化などでジグがふらふらしてあおられたりするからです。
スピニングの方はベイトと違って、バックラッシュがないのでフリーフォールでやられる方もいらっしゃいますが、必ずサミング(フェザーリング)は行ってください。
また、フリーフォールだとジグが斜めに海底に着底する可能性が高まりますので当然、その分根掛かりのリスクが高まります。
フォール中の感度
ジギングは船からジグを落とした瞬間からすでに始まっています。
魚はフォール中のジグに反応することも多いからです。
フォール中のあたりを瞬間で捉え、即フッキングに持ち込むにはサミングが必須です。
フリーフォールだとフォール中のあたりに気づけないし、ラインが落ちていかない?なんかおかしいと思っても、フッキングまでに糸ふけを取らなければいけないので、その間に、魚がジグを放してしまいます。
また、水中の潮の流れもサミングしていないと感じ取ることができません。
②着底即しゃくりとは?
次に、着底と同時にジグを動かすにはどうしたらいいか説明していきます。それは
スプールが止まった瞬間にクラッチを切ってリールを巻くことです
海底にジグが着底したらどうなるかですがまず一番最初に
①リールのスプールの回転が止まります。
着底したらそれ以上ラインが放出されなくなるので当然ですね
②その後ジグが海底に倒れます
③スプールが少し回転し、ラインが放出されラインがたるみます。
ほとんどの人が③の状態になって初めてジグを動かすので根掛かりしてしまうわけです。
これは着底をロッドの先端のラインがたるんだ時点と判断しているからこうなってしまうわけです。
ラインがたるんだ時にはもうジグは海底に寝ています。
根掛かりを防ぐには①の時点でジグを動かさなくてはなりません。
最初は着底が近づいてきたと思ったら、竿先のラインではなくて、手元のリールのスプールを見るようにしてください。
スプールが止まった瞬間にリールを巻く
⇒これが着底即しゃくりです
何度もこの練習を繰り返していると、眼で見なくとも、サミングしている親指でスプールの停止=着底を感知し
考えなくとも反射的にリールを巻くようになります。
そうすると根掛かりが激減することを保証します!
ただし、スピニングリールだと、どうしてもベールを起こすという動作が必要になりますし、フェザーリングだとサミングほど一定のテンションがかけられないので、どうしても根掛かりしやすくなります。
なのでフロントフックだけでやるとか、フックにフェザーをつけるなどで別の対策を行うと多少は根掛かりを減らせると思います。
ジギンガーの根掛かり対策の参考になれば幸いです。
youtubeにて動画でも説明してますのでそちらもご参照ください。