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リールのライン放出量とドラグ値の変化、ハンドル1巻きあたりの糸巻量の変化について

こんにちは。amamijiggingです。

最近はブログにさらっと釣果報告だけしてあまり力を入れていない日々が続いています。

ですが、その分youtubeに力を入れておりますので是非こちらもご覧ください。

表題の

リールのライン放出量とドラグ値の変化、ハンドル1巻きあたりの糸巻量の変化について

に関してもyoutubeに検証動画をアップしたのですが

これが思ったほど再生回数が伸びず( ;∀;)

私としては渾身の検証動画のつもりだったのに・・・

ちょっと実験内容と動画との相性が悪かったのかもしれません。

てなわけでこの実験はブログ向きだった気もするので改めて動画で説明しきれなかった部分も含め解説していこうと思います!

今回の実験からの結論!

  1. 初期ドラグの設定は攻めるポイントの水深も考慮すべし!
  2. リールにはできるだけスプール一杯までラインを巻くべし!

以下理由を説明していきます。

リールのライン放出量とドラグ値の変化

皆さん、リールのラインがどんどん放出されて、スプールの糸巻量が減ってくるにつれてドラグ値が高くなっていくことはご存じですか?

これくらいラインが出されると、ドラグ値は当初の設定よりもかなり高い数字になっているはずです。

シマノの一部のリールの取り扱い説明書にも上記の通り、明確に記載されています。

簡単にいうと、スプールの半径が糸巻量が減って半分になったらドラグ値は倍になります。

ドラグ倍って結構ヤバいですね!

私が普段設定しているドラグ値が9キロ前後ですので倍になるとなんと

18キロ!

普段使用しているPE3号リーダー16号のラインシステムでは、破断する可能性が高い数字です!

ラインシステムの強度詳細はこちらをご参照

そんなわけで、実際に私がメインで使用しているオシアジガー2000HGについて

実際にラインが何m放出されるとドラグ値が何キロ上がるのか実際に検証実験を行いました。

実験内容は非常に原始的で、嫁さんにラインの先端を持ってもらい、50m、100mと50m毎にラインをだして、その時点のドラグ値をドラグチェッカーで図り、初期値からどう変化するか測定します。

せっかくなのでついでに、50m毎のスプール径も測定し、ハンドル1巻きあたりの糸巻量も計算してみました。

ハンドル1巻きあたりの糸巻量=スプール直径×ギア比 で計算できます

結果は以下の表のようになりました!

本当は200m以上もやってみたかったのですが、それ以上ラインを出すとラインがたわんで地面に擦れたりして、危険だったのでやめときました、。

0m 50m 100m 150m 200m
1巻きあたり糸巻量

(㎝)

111 101 93 86 79
ドラグ値

(㎏)

4.5 4.7 5.0 5.2 5.9
ドラグ値

(㎏)

9.0 9.4 10 10.4 11.8

 

どうでしょう。

私の普段の初期ドラグ9キロだと、50mで9.4キロとあまり変わりませんが、150mで10.4キロ、200mで11.8キロとライン放出量が多くなるにつれてドラグの上昇幅が一気に上がっていきます。

これはラインの放出量がなるとスプール径が小さくなるので、同じm分ラインを出してもスプール径が小さくなる率が大きくなるからです。

200mで11.8キロまで上がりますが私のラインシステムの平均破断強度18キロにはまだまだ余裕がある状態です。

私はオシアジガー2000にPE3号を400m巻いていますが、これ以上例えば300mとかラインを出すと14・15キロくらいまでドラグ値が上がるかもしれませんね。

今のところ、そんな深さではオシアジガー3000を使うので問題ありませんが・・・

たまに、ラインが高切れしてしまったのか、スプールの半分くらいしかラインを巻いていない人をみかけますが、

これは以下の2点の理由からやめた方がいいです!

ハンドル1巻きあたりの糸巻量が少なくなりリールの性能を発揮できない

⇒せっかくのハイギアでもその性能を発揮できなくなってしまいますよ!

初期ドラグの数値と、魚がヒットした時のドラグ値が大きく変わる

⇒下手したらドラグ値が1.5倍から2倍くらいになっているかもですよ!

ご参考になりましたら幸いです!

 

 

 

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